ホット・クール両方にも
暑い時期には、冷たい飲み物を、寒い時期には温かい飲み物を飲みたいと思うのはほとんどの人が考えることです。
しかし、当然ながら、周囲の気温によって、カップなどに注いだ飲み物は、暑い時期ならどんどんぬるくなり、寒い時期ならどんどん冷めていきます。
ちょっとした休憩の時や、のんびりとした時間を過ごしながら飲み物を飲む際には、こうした温度の変化が、なるべく長時間起こらない事が望ましいものです。
夏であれば氷を入れて、アイスコーヒーや清涼飲料水を冷たく楽しむこともできますが、徐々に氷が溶けていってしまうため、飲み物を水で薄めた状態になり、味も薄くなってしまいます。また、冬は、体を温めるためにホットの飲み物を飲むのに、冷めてしまっては体を冷やしてしまうことになってしまいます。
こうした時に活用すると効果の高いものとして、タンブラーが挙げられます。ステンレスなどの素材を使用して作られているタンブラーは、温度の変化に強く、外気との温度差があってもなかに注がれている飲み物の温度を長時間保つことができます。
こうした保温性を持った容器としては、魔法瓶などの製品は以前から有りますが、重量が重かったり、衝撃に弱かったりといった点で、携帯性や手軽に扱うには不便の多いものです。しかし、最近の保温タンブラーは、軽量で、普通のコップやグラスと同じように使用することが可能です。
こうしたタンブラーは、真空断熱の構造が取り入れられており、容器を2層構造にする事で、温度の変化を防ぐはたらきを持っています。そのため、ホットの飲み物を注いでも、容器自体が熱くならないので、手で持つときにも火傷などの心配がありません。
また、クールの状態で使用するときにも、結露が発生しないので、机の上などを濡らしてしまうこともありません。
また、これらのタンブラーには、蓋がついて密閉する事が出来るものもあり、カバンなどに入れて携帯する事も可能な物となっています。